ベンケイガニ

(弁慶蟹)


(学名:Sesarmops intermedius



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ベンケイガニ(弁慶蟹)
十脚目(エビ目)
ベンケイガニ科(旧分類ではイワガニ科)
体長
(甲幅)約35mm  (甲長)約25mm
尾長

体高

体重

分布
インド太平洋沿岸の熱帯、温帯域に広く分布します。日本では男鹿半島と房総半島以南で見られます。
食べ物
食性は雑食性で、動物の死骸、小動物、植物など何でも食べます。
主な特徴
河口付近の湿地や川辺に生息しますが,ほとんど陸上生活をし,幼生を海に放つ時、あるいは敵から
逃げる時以外は海水にはつかりません。
「弁慶蟹」という和名は、甲のゴツゴツした質感を武蔵坊弁慶の厳つい形相になぞらえたものです。
脚にはクロベンケイガニほどではありませんが、硬くて長い毛があります。

東アジアではアカテガニやクロベンケイガニと同所的に見られます。ただし、アカテガニが水から離れた高所
にも進出するのに対し、ベンケイガニとクロベンケイガニは水からあまり離れません。
また、暗く湿った物陰を好み、日中に明るい場所に出ることはほとんどありません。夜に活動します。

繁殖期は夏で、この時期にはアカテガニと同様に抱卵したメスが海岸に集合し、大潮の満潮時に卵を海に
放ちます。直後に孵化した子はゾエア幼生の形態で、プランクトンとして海中で浮遊生活を送ります。
1ヶ月ほどの間に5度の脱皮を経てメガロパ幼生へ変態し、底生生活に移行します。メガロパは稚ガニへ
変態して上陸、淡水域へ遡上し、定着します。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
新江ノ島水族館 等



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