ウミアイサ
(海秋沙)

(学名:Mergus serrator  英名:Red-breasted Merganser)



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ウミアイサ(海秋沙) ウミアイサ(海秋沙)
カモ目
カモ科
体長
52〜58cm  (翼開長)70〜86cm
尾長

体高

体重

分布
ユーラシア大陸中北部と北アメリカ中北部で繁殖し、冬季はヨーロッパ南部、カスピ海沿岸、中国東部、
朝鮮半島、北アメリカ西海岸(カリフォルニア州付近が南限)、メキシコ湾などに渡り越冬します。
日本へは冬鳥として、九州以北に渡来します。
食べ物
食性は動物食で、海中を潜水して魚類を捕食します。
ヒナは淡水の水生昆虫を食べます。
主な特徴
繁殖期は、亜寒帯や北部温帯の淡水湖沼や河川に生息します。小規模のコロニーを形成します。
越冬時は、海上の比較的沿岸部の浅瀬や河口、内湾などに生息し、まれに、沿岸近くの湖沼に入る
こともあります。時々、砂浜に上がり休息している姿も観察されます。群れで行動していることが多いです。

オスは頭部が緑色の光沢がある黒色で、後頭部に長くて細い羽からなる束冠羽2段があります。
冠羽はコウライアイサと比べると短いです。頸は白色、胸は茶褐色、背は黒色、腹は白色で、脇は灰色の
上に細かい波状斑があります。メスは頭部が茶褐色で、冠羽は短く、胸から背にかけては灰褐色です。
オスメスともクチバシと足は赤いです。

沿岸の岩礁地などで潜水して採餌します。水中に頭だけ入れて泳ぎ、狙いをつけると、回転するように
スムーズに潜水します。8〜10cmくらいの魚類を捕まえて、浮上してから飲み込みます。小さいものは水中
で食べます。

繁殖形態は卵生で、水際の草の中やがけ下に営巣します。5〜6月に産卵し、メスが約28日間抱卵します。
ヒナもメスが育てます。

カワアイサと似ていますが、本種の方がやや小型であること、オスには冠羽があり、胸に茶褐色の斑がある
こと、メスは頭部と胸の境目が不明瞭なことで識別できます。

「クヮッ、クヮッ」と鳴きます。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)


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