シュバシコウ
(朱嘴鸛)

(別名:ヨーロッパコウノトリ

(学名:Ciconia ciconia  英名:White Stork



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シュバシコウ(ヨーロッパコウノトリ) シュバシコウ(ヨーロッパコウノトリ)
コウノトリ目
コウノトリ科
体長
95〜110cm  (翼開長)185〜210cm
尾長

体高

体重
2.7〜4.4kg
分布
ヨーロッパや北アフリカ、中近東に分布しています。繁殖地は主にヨーロッパと中央アジアで、特にポーラン
ドは他を圧倒する世界最大の繁殖地です。2004年の調査で確認された全世界約23万のペアのうち約4分の
1に当たる52,500ペアがポーランド国内で繁殖しています。
食べ物
食性は動物食で、魚、小動物、カエル、昆虫などを捕食します。
主な特徴
草原や湿地、水辺から耕地に生息しています。
和名(朱嘴鸛)のとおり、クチバシが真っ赤なコウノトリです。古くからヨーロッパでは幸福と長寿のシンボルと
され、人々に大切にされてきました。そのため、人間をそれほど恐れません。
高い塔や屋根に営巣しオスメスで抱卵、子育てをする習性からヨーロッパでは赤ん坊や幸福を運ぶ鳥として
親しまれています。このことから欧米には「シュバシコウが赤ん坊をクチバシに下げて運んでくる」または
「シュバシコウが住み着く家には幸福が訪れる」という言い伝えが広く伝えられています。
日本でもこのため「コウノトリが赤ん坊をもたらす」と言われることがあります。

シュバシコウは、他の鳥と違って声を出す部分の筋肉があまり発達していません。そのため鳴き声を出すこ
とができず、繁殖期には頭を背中にくっ付くまで後ろにそらして、クチバシを「カカカカ」と打ち鳴らす「クラッタ
リング」で自分のことをアピールしたり、絆を深め合ったりしています。

ドイツ、リトアニアの国鳥です。
中国では「国家一級重点保護野生動物」に指定されています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東・北海道)
多摩動物公園、円山動物園

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