ニシツノメドリ
西角目鳥

(別名:パフィン)

(学名:Fratercula arctica  英名:Atlantic Puffin



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ニシツノメドリ(西角目鳥) ニシツノメドリ(西角目鳥)
チドリ目
ウミスズメ科
体長
28〜34cm  (翼開長)50〜60cm
尾長

体高

体重
約380g
分布
ヨーロッパ北部、フェロー諸島、アイスランド、および北アメリカ北東部など、北極圏からフランス北部、
アメリカのメイン州に至る沿岸部で繁殖します。
食べ物
食性は肉食で、主に魚(特にイカナゴ、スプラットイワシ、ニシン、カラフトシシャモ)やイカ、甲殻類を
食べています。
主な特徴
非繁殖期は外洋で過ごします。
生活の大半を海で過ごし、泳がない時は海面に浮かんで休みます。泳ぎが大変うまく、小さめの羽で
水をかきながら飛ぶように水中を進みます。水かきの付いた足は、船のかじのような働きをして進行方向
を定めることができます。潜水時間は20〜30秒程ですが、最大60mの深さまで潜ることができます。
クチバシの縁は鋭いギザギザをしており、くわえたイカナゴなどの魚を逃がしません。
クチバシが色鮮やかで目立つため、「海のオウム」と呼ばれることもあります。
「パフィン」とも呼ばれ、主な生息地のアイスランドでは人々に愛され、保護されています。

上まぶたの上に角状の模様があるのが「ツノメドリ」の名前の由来です。

3月中旬以降、繁殖期には海に面した断崖の上の地面に集団で営巣し、通常70〜110cmの浅い巣穴を
掘って草や羽毛を敷きます。春にオスメスが求愛行動を行い、互いにクチバシを叩き合います。
卵は5〜7月に産み、オスメスが36〜43日間抱卵します。卵の大きさは6.3 × 4.4cmで、重さは約64gです。
ヒナが孵化すると親鳥は海で採餌し、クチバシに魚を多数ぶらさげて巣に戻って来きます。
ヒナは巣立つまで38〜44日かかりますが、7〜8月になると親鳥はヒナを残して渡去します。

寿命は 野生下で平均20年です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東・北海道)
上野動物園

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