キジ
(雉)

(別名:ニホンキジ(日本雉))

(学名:Phasianus versicolor   英名:Green Pheasant , Japanese Pheasant)



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キジ(雉・ニホンキジ)
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キジ(雉・ニホンキジ)


キジ目
キジ科
体長
(オス)約81.5cm  (メス)約58cm
尾長

体高

体重
(オス)850〜1000g  (メス)600〜970g
分布
日本(本州、四国、九州)
食べ物
食性は雑食で、草、木の実、芽、昆虫、トカゲ等を食べます。
主な特徴
日本の固有種で、国鳥です。
草原や田畑にすみ、オスは縄張りを守る為に翼を震わせて鳴きます。
キジの仲間は水浴びをしない代わりに砂浴びをします。
夜間に樹の上で寝ます。飛ぶのは苦手ですが、走るのは速いです。

オスは翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周り
に赤い肉腫があります。背に褐色の斑がある濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色です。
メスは全体的に茶褐色で地味です。

日本では北海道と対馬を除く本州、四国、九州に留鳥として分布しています。
キジには4亜種が存在し、東北地方に生息するキタキジ、本州・四国の大部分に生息する
トウカイキジ、紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、九州に生息するキュウシュウキジ
が自然分布しています。
元々キジが生息していなかった北海道と対馬にはユーラシア大陸が原産地であるコウライキジ
が狩猟目的で放鳥され、野生化しています。

繁殖期は3〜6月で、地上の草かげに巣を作り、1回に8〜12個ほどの卵を産みます。卵はメスが
温め、24日ほどでふ化します。
繁殖期のオスは、ケンケンという高い声でライバルのオスと鳴き争い、メスを縄張りに集めて一夫
多妻の生活をします。
非繁殖期にはオスメス別々に行動します。

1947年(昭和22年)3月22日、日本の国鳥に指定されました。国鳥が狩猟対象となっているのは
日本だけです。国鳥に選ばれた理由には、「メスは母性愛が強く、ヒナを連れて歩く様子が家族
の和を象徴している」、「狩猟対象として最適であり、肉が美味」などがあります。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
夢見ヶ崎動物公園、上野動物園 等

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