ホオジロ

(頬白)


(学名:Emberiza cioides  英名:Meadow Bunting)



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ホオジロ(頬白) ホオジロ(頬白)
スズメ目
ホオジロ科
体長
16〜17cm
尾長

体高

体重

分布
シベリア南部、中国から沿海地方、朝鮮半島、日本までの東アジアに広く分布します。
日本では種子島、屋久島から北海道まで分布します。基本的に長距離の渡りはしない留鳥ですが、
北海道などの寒冷地では夏鳥として渡来繁殖し、冬季は暖地や南方へ移動します。
食べ物
食性は雑食性で、繁殖期には昆虫類、秋から冬には植物の種子を食べます。
主な特徴
低地や低山帯のどこでも見られる身近な野鳥の一つです。
藪地を好み、集落、農耕地、牧草地などの周辺の藪地、樹林の林縁、雑草と藪の多いところなどで
見られます。広大な草原や密林、原生林などでは見られません。

春になるとオスは草木の上に止まってさえずります。さえずりは独特で「ピッピチュ・ピーチュー・ピリ
チュリ チュー」などと聞こえます。
オスの顔は黒白の模様で頬が白いのが名前の由来ですが、頬の白さだけならシジュウカラのほうが
広く、シジュウカラをホオジロだと間違われるケースが少なくないので注意が必要です。
メスはオスよりも全体に色が淡いです。

繁殖期は日本では4〜7月、低木の枝や地上に枯れ草を組んで椀状の巣を作り、一度に3〜5個の卵
を産みます。畑の背の高い作物の間に営巣することもあります。卵は白色で、黒褐色の斑点や曲線
模様があります。カッコウに托卵されることがあります。抱卵期間は約11日で、メスが抱卵します。
ヒナは約11日で巣立ち、その後も親から給餌を受け約1ヶ月で親から独立します。

開発による生息地の破壊や、獲物の減少等により生息数は減少しています。
特に近年、草刈りによる生息地の破壊が大きいです。
千葉県では危急種の指定を受けています。

この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)





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