ハヤブサ

隼、鶻


(学名:Falco peregrinus  英名:Peregrine Falcon



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ハヤブサ(隼、鶻) ハヤブサ(隼、鶻)
タカ目
ハヤブサ科
体長
オス:38〜45cm  メス:46〜51cm  (翼開長)80〜120cm  (メスのほうが大型になります)
尾長

体高

体重
0.5〜1.3kg
分布
南極大陸を除く全世界に分布。
日本では周年生息(留鳥)しています。特に東北地方と北海道の沿岸部に多く、ほとんどは留鳥として生息
していますが、東北以北の個体群は暖地へ渡るものもいます。
食べ物
食性は動物食で、主に1.8kg以下の鳥類を食べます。
胸の筋肉がとくによく発達していて,飛翔力が強く,飛翔中の鳥めがけて高空から翼をすぼめて時速400km
近い高速で急降下し,後肢で捕えたり、水面に叩きつけて捕えます。
主な特徴
夏期は海岸や海岸に近い断崖や草原地帯、山間部など広い地域で見られます。
冬季には海岸に近い水田や内陸部でも水田などに多く見られます。
近年、大都市でも越冬していることが知られるようになりました。
キッキッキッと鋭く鳴きます。
和名は「速い翼」が転じたと考えられています。
巣作りの季節以外では広く移動することから、英語で「Peregrine Falcon」と名付けられました。
これは「放浪者」という意味です。

頬に黒いヒゲ状の斑紋が入り、背面は青みがかった暗灰色,腹面は灰白色で暗色斑が並びます。
クチバシは黒く、クチバシの基部は青灰色、クチバシ基部を覆う肉質(ろう膜)は黄色です。

巣を作らずに、日本では3〜4月に3〜4個の卵を海岸や海岸に近い山地の断崖のくぼみに産みます。
主にメスが抱卵し、抱卵期間は29〜32日です。ヒナは孵化してから35〜42日で巣立ち、育雛はオスメス両方
が行います。生後2年で性成熟します。

開発や採掘による生息地の破壊、農薬による汚染などにより生息数は減少しています。
1993年に絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律施行に伴い「国内希少野生動植物種」に
指定されました。
ワシントン条約附属書Iに記載され、取引は厳しく制限されています。
環境省レッドリストにより、絶滅危惧II類(VU)(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
上野動物園 等




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