エゾアカゲラ
(蝦夷赤啄木鳥)

(学名:Dendrocopos major japonicus  英名:Great Spotted Woodpecker)



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エゾアカゲラ(蝦夷赤啄木鳥) エゾアカゲラ(蝦夷赤啄木鳥)
お〜い、虫や〜い! こりは何ら?
む、殺気・・・ アカゲラのヒナ
キツツキ目
キツツキ科
体長
21〜24cm  (翼開長)38〜44cm
尾長

体高

体重
66〜98g
分布
北海道に留鳥として分布。
利尻島、奥尻島、サハリンにも生息しています。
食べ物
食性は雑食で、主に昆虫、クモ、多足類を食べますが、果実、種子なども食べます。
主に樹幹で採食を行います。
主な特徴
アカゲラの亜種で、北海道に生息しています。
低地、低山帯、亜高山帯の様々な樹林に生息し、比較的明るい林を好みます。

樹木が多くある公園や市街地にも姿を見せます。
キツツキの仲間ではコゲラの次によく見かける普通種です。
オスの後頭部は赤く染まりますが、メスは赤くならず黒いのでオスメスの区別は容易です。

単独でいることが多いが、時々オスメス2羽で見かけることもあります。冬季はカラ類の混群に入ります。
春先には盛んに枯れ木を太鼓にドラミングします。
番(つがい)の形成は冬のうちに始まり、繁殖期のディスプレイ中は赤い下尾筒を逆立てます。

樹木の幹から枝にかけて登りながら、樹皮の表面や割れ目、特に枯死部で採餌します。鋭いクチバシで
穴を開け、中にいる虫を長い舌を伸ばして取って食べます。アリ類やチョウ、ガ類の幼虫も食べます。
植物ではヌルデやウルシの実、ノイバラやヤマブドウなどの果実を食べます。
枯れ木や枯れた大枝に、オスメスで樹洞を掘って巣にします。同じ木に穴を掘る事が多く、オスの方が
メスより多くの作業をします。巣は地上2〜5mぐらいに作り、穴の入り口の直径は4〜6cmぐらい、深さは
20〜40cmぐらいです。内装は無く、直に卵を産みます。卵数は4〜6個です。

キツツキの仲間の舌は長く、口の中だけではなく、鼻のあたりから頭骨を1周して口まで伸びています。
虫を取る時は外に滑り出してきます。
舌の先はブラシのようで、虫を捕らえやすくなっています。

鳴き声はキョッ、キョッ。また、ケレケレケレと飛びながら鋭く鳴きます。

オオアカゲラによく似ていますが、アカゲラが後頭部が赤くなるのに対し、オオアカゲラは頭頂〜後頭部
と赤くなる部分の範囲が広いです。
(アカゲラのヒナは頭頂部が赤くなります)

アイヌ語名 : エそクソキ(頭をトントン打ち付ける)
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)



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