アラゲインコ

(学名:Psittrichas fulgidus  英名:Papuan black parrot , Pesquet parrot , Pesquet's parrot



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アラゲインコ
オウム目
インコ科
体長
44〜50cm
メスよりもオスの方がやや大型になります。
尾長

体高

体重
550〜700g
分布
インドネシア、パプアニューギニア(ニューギニア島 固有種)
食べ物
食性は植物食で、果実(イチジク類、タコノキ類、マンゴー)、果汁、花等。
主な特徴
標高600〜2000m(主に800〜1200m)にある熱帯雨林に生息し、高木がある環境を好みます。樹上棲です。
単独やペア、あるいは20羽以下からなる小規模な群れを形成して生活しています。
素早い羽ばたきと滑空を繰り返して飛翔し、樹上を移動する時は枝伝いによじ登らずに、短距離を素早く
羽ばたいて移動します。

全身は褐色の光沢がある黒や暗褐色の羽毛で被われます。喉から腹部にかけての羽毛の外縁(羽縁)は
灰色で、横縞状や鱗状に見えます。腹部から尾羽基部の下面(下尾筒)の羽衣は赤く、尾羽は短く、色彩
は黒いです。
顔には羽毛が無く、黒い皮膚が裸出します。皮膚の裸出は、顔が果肉で汚れるのを防ぐ働きがあると考え
られています。虹彩(目の色)は褐色で、クチバシは黒く、後肢の色彩は黒や黒褐色です。
オスは眼後部に剛毛からなる赤い斑紋が入ります。

生息地では食用とされる事もあり、羽毛は婚礼の際に贈り物として用いられる事もあります。
開発による生息地の破壊、羽毛用や食用の乱獲などにより生息数は減少しています。
ワシントン条約附属書IIに記載され、取引は厳しく制限されています。
絶滅危惧種(危急種)です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)


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