アンデスコンドル

(別名:コンドル、南米コンドル)

(学名:Vultur gryphus  英名:Andean Condol)



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アンデスコンドル(コンドル、南米コンドル) アンデスコンドル(コンドル、南米コンドル)
アンデスコンドル(コンドル、南米コンドル)
タカ目
コンドル科
体長
105〜132cm (翼開張)270〜320cm
尾長

体高

体重
9〜12kg
分布
南アメリカ大陸アンデス山脈
食べ物
食性は肉食ですが、海獣、グアナコ、家畜など、様々な動物の死骸を食べており、狩りはしません。
(稀に動物の新生児や、衰弱した個体を襲うこともあります)
主な特徴
アンデス山脈の山岳地に生息しています。
現存する陸鳥の中で、空を飛ぶことができる最大級の鳥です。
翼長ではもっと大きい鳥もいますが、翼の幅(前の縁から後ろの縁までの長さ)が極端に大きく、翼の面積が
大変広くなっています。これは上昇気流に乗って空高く舞い上がるのに適しています。
大型獣の死肉や内臓を食べるため、清潔を保つために頭から頚(クビ)は裸出しています。
オスには大きなトサカがあります。嗅覚が発達していて、上空からでも腐肉の臭いを嗅ぎつけます。
鋭いクチバシをしていますが、生きた動物を捕まえることができないので、足は物をつかむようにできて
いません。

羽は黒く、首の付け根にある帯状の白い羽毛と、特にオス鳥の羽の白い班または帯だけが例外です。
(この白い班または帯は、成熟してから初めての換羽を終えるまで現れません)

アンデスコンドルは、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルの国鳥です。

寿命は飼育下で70年、野生下でも50〜60年とされ、鳥類では、最も寿命の長い鳥の一種です。

狩りによる毒害(鉛の弾丸が打ち込まれた獣の肉を食べることによる中毒)、DDTなどの有機塩素系殺虫剤
による環境汚染と、これの食物連鎖による生物濃縮、生息地の破壊などにより生息数は減少しています。
それに加えて繁殖がとても遅く、1組のつがいから、2年で1羽のヒナしか生まれません。
準絶滅危惧種です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
東武動物公園 等

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