アフリカハゲコウ
(阿弗利加禿鸛)

(学名:Leptoptilos crumeniferus  英名:Marabou Stork)



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アフリカハゲコウ(阿弗利加禿鸛) アフリカハゲコウ(阿弗利加禿鸛)
アフリカハゲコウ(阿弗利加禿鸛) アフリカハゲコウ(阿弗利加禿鸛)
コウノトリ目
コウノトリ科
体長
115〜152cm  (翼開長)225〜287cm  (クチバシ)26〜35cm
尾長

体高
約120cm
体重
4〜9kg
分布
サハラ砂漠以南のアフリカ全域
食べ物
死肉の他、他の動物の食べ残し、糞便も食べます。また、魚、カエル、昆虫、小型の哺乳類やワニの幼生を
捕食したり、卵を食べることもあります。他の鳥を捕らえることもあり、獲物はコウヨウチョウの幼鳥、ハト、
ペリカン、ウのヒナはおろか、フラミンゴにまで及びます。繁殖期になると、親鳥は死肉食を控え、ヒナの生育
に必要な生きた獲物を捕らえるようになります。時には泥を落とすためにエサを水で洗うこともあります。
主な特徴
コウノトリ科の大型渉禽類の一種です。
水辺でも内陸でも活動し、人間の居住地域近辺(特ににゴミ捨て場)でも普通に見られます。
大きなクチバシで動物の死骸を食べるため、「草原の掃除屋」と呼ばれています。
ハゲワシやハイエナと一緒に動物の死体に群がっていることがよくあります。

体の大きさの他にも、裸出した頭とアゴ、黒い背中に白い腹部という、見分けやすい特徴を有しています。
喉元にはピンク色の喉袋が垂れ下がっています。脚は元来黒から暗灰色ですが、糞便が固着して白っぽく
見えます。これは熱の吸収を抑えて体温を維持するためと考えられています。
若い個体は羽毛が全体的に黒っぽく、頭や首にも若干羽毛が残ります。
クチバシが伸びきるまでには2年ほどかかります。

コウノトリ科の他種と同様に群れで行動し、繁殖期にはコロニーを形成します。地域差がありますが、主に
乾季(水場が干上がっていくにつれ餌が手に入りやすくなる)に樹上に木の枝で作った巣をかけ、通常
2〜3個の卵を産みます。親鳥は交代で卵を温め、29〜31日で孵化します。ヒナは生まれてから95〜115日
の間、両親が巣の床に吐き戻して与える餌を食べて成長します。
性成熟には4年以上かかり、寿命は25年以上です。飼育環境では41年を越えた記録があります。

上下のクチバシを早く叩き合わせて、「カタカタ」とよく聞こえる音を出します。
この音を「クラッタリング」といって、コウノトリ類のディスプレイの一つです。

人に馴れやすく、ペットとして飼育されている場合もあります。
また、世界各地の動物園で飼育されています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
東武動物公園 等

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