ハシボソガラス

(嘴細烏)


(学名:Corvus corone  英名:Carrion crow



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ハシボソガラス(嘴細烏)
埼玉県こども動物自然公園の「ブンタ」

スズメ目
カラス科
体長
45〜55cm
翼長
31〜36cm
体高

体重
330〜700g
分布
ユーラシア、アフリカ北部、中近東。
日本では、ほぼ全域の平地から低山に分布する留鳥です。
食べ物
食性は雑食で、昆虫類、鳥類の卵やヒナ、小動物、動物の死骸、果実、種子等を食べます。
ハシブトガラスよりも比較的植物質を好む傾向にあります。
主な特徴
開けた農村地帯の林に巣を作ります。
ハシボソガラスとハシブトガラスの見極めは素人には難しいのですが、クチバシが太くておでことの間に
段差があるのがハシブトガラス、くちばしが細目で段差がないのがハシボソガラスです。
また鳴き声では、カアと澄んだ声で鳴けばハシブトガラス、ガアと濁った声で鳴けばハシボソガラスなんで
すが、野外において,声のみでハシブトガラスと識別するのは難しいのです。
確実なのは鳴くときの姿勢を見極めることです。
「カーカーカー」と強く連続して鳴く時に、頭は低めに保ったまま尾を上下して鳴いているならハシブトガラ
ス、頭をしゃくりあげるように上下しているならハシボソガラスです。
この行動は、繁殖期のなわばりを主張する時に、特に顕著に現れます。
また両者の住み分けは大雑把に言うと、森林にはハシブトガラス、農村部にはハシボソガラス、そして都市
部にはハシブトガラスが生息しています。

産卵期は4月頃で、1回に3〜5個の卵を産みます。主にメスが抱卵し、その間オスはメスに餌を運びます。
抱卵日数は約20日、ヒナに対する給餌はオスメス共同で行い、ヒナは孵化後約1か月で巣立ちます。
子育てに失敗すると再度抱卵し子育てを行うこともあります。

カラスは鳥類の中では最も知能の発達した鳥で、人の顔を識別できると言われており、トラップやカカシを
見抜き、記憶力も高く、石や銃で狙われた経験があるものは、石を拾おうとしたり傘をライフルのように構え
ただけで逃げ出します。反面、幼鳥から飼い馴らしたカラスは人間に非常によく懐き、トイレを覚えたり、飼
い主の肩に止まって眉毛を丁寧に毛繕いしたり、さらにはキュウカンチョウのように人間の言葉を真似て喋
ったりと、愛玩鳥として最も優れた特性を持つ鳥としても知られています。

カラスがゴミを漁るのは、人間側がゴミなどを粗末に扱っていることが原因となっている場合が多いです。

この地球上で、一番自由な生き物だと僕は思ってます。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
埼玉県こども動物自然公園 等




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