モウコノウマ

(蒙古野馬)


(別名:プシバルスキーウマ、プジェワルスキーウマ)


(学名:Equus ferus przewalskii  英名:Przewalski's Wild Horse)



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モウコノウマ(プシバルスキーウマ、プジェワルスキーウマ) モウコノウマ(プシバルスキーウマ、プジェワルスキーウマ)
モウコノウマ(プシバルスキーウマ、プジェワルスキーウマ)
ウマ目(奇蹄目)
ウマ科
体長
210〜280cm
尾長

体高
(肩高)120〜145cm
体重
200〜350kg
分布
中央アジア
食べ物
草食性
主な特徴
モウコノウマは、シマウマ、ノロバを除いた唯一の現存する野生馬です。
かつてアジア中央部、特にモンゴル周辺(アルタイ山脈周辺)に多数棲息していましたが、
野生下では一度絶滅し、飼育個体の子孫を野生に戻す試みが各地で続けられています。
かつての原産地モンゴルでは「魂」を意味する、タヒ、またはタキと呼ばれています。

年長のメスに率いられた小規模の群れで暮らします。群れの構成はリーダーのメスを中心に数頭の
メスとその子供からなり、群れの周辺には1頭前後のオス個体がいます。
草原の草を食べる典型的なグレイザーです。

毛色はいわゆる薄墨毛で、全体的に淡い褐色です。四肢と鬣(たてがみ)、尾は濃い褐色になります。
冬になると毛の色合いが薄くなり、かつ毛が長くなります。鬣は常に直立しており、家畜馬のように
倒れません。口先に白いポイントがあります。

1879年、ロシアの探検家プルツェワルスキーによってモンゴルで発見され、広く知られるようになりました
(学名及び英名は発見者に対する献名)。 しかし1966年にハンガリーの昆虫学者によって目撃されたのを
最後に野生下での目撃情報が確認されなくなり、恐らく1968年頃に野生下では一度絶滅したと見られて
います。しかし発見以後多くの個体が欧米諸国の動物園に送られており、その子孫が生き残っていた
事から、飼育下での計画的な繁殖が始められ、再野生化が試みられました。
現在は、世界各地の動物園で1000頭以上が飼育されています。モンゴルのフスタイ=ヌルー保護区で
再野生化が行われ百頭以上に回復しています。また、新疆ウイグル自治区の自然保護区等で、
再野生化の目的で飼育個体の一部の導入が行われています。

寿命は飼育下で約20年です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
多摩動物公園、ズーラシア




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