エゾモモンガ

(蝦夷モモンガ)


(学名:Pteromys volans orii  英名:Russian flying squirrel)



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エゾモモンガ(蝦夷モモンガ)) エゾモモンガ(蝦夷モモンガ)
ネズミ目(齧歯目)
リス科
体長
(頭胴長)オス:16〜18cm  メス:約15cm
(耳長)18〜22mm (後足長)32〜35mm
尾長
約10cm
体高

体重
80〜120g
分布
北海道
食べ物
食性は雑食性で、基本的には植物を食べていますが、昆虫なども食べます。
植物では樹木の芽や花、葉、樹皮、種子、ドングリ等です。
主な特徴
ユーラシア大陸に生息するタイリクモモンガの亜種で、北海道の平野部から亜高山帯にかけての
森林や林に住んでいます。
基本的に夜行性ですが、日中も活動することがあります。本種はほとんど樹上生活か、それに類する
生活を送っていて、地面に降りることはほとんどありません。
爪が鋭いため垂直の樹木や建造物等のモルタル壁の表面を自由に移動できます。
行動単位は、子育て中のメス以外は基本的には1匹ですが、1つの巣に複数の個体が同居している
ことも少なくありません。
巣は、通常、自然に出来た樹洞を使用しますが、キツツキ類の古巣も利用します。

目は体に比較して大きく、直径7〜9mmあり、目の周囲の毛色は黒色です。
ムササビとモモンガを比べる際、この目の大きさがポイントになります。
本種は滑空するための飛膜を持っていて、木から木へと滑空により移動します。
尾の断面は扁平で、滑空時は方向舵の役目を果たします。
滑空できる距離は平均して約50mです。

エゾモモンガの天敵は、シマフクロウ、フクロウ、ハイタカ、トビ、エゾクロテンなどです。
天敵に気づいた時は、天敵が離れて行くまでじっと身動きせず、天敵に気付かれないようにします。
その時間は1〜2時間に及ぶこともあります。

基本的に日の出と日没前の1時間程度しか巣穴から出てこない為、エゾモモンガと遭遇するには
かなりの忍耐と根性が必要です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
円山動物園 等



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