ボウシテナガザル

(帽子手長猿)


(学名:Hylobates pileatus  英名:Pileated Gibbon)



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ボウシテナガザル(帽子手長猿)
霊長目(サル目)
テナガザル科
体長
44〜64cm
尾長
0cm
体高

体重
4〜7kg
分布
カンボジア西部、タイ東部、ラオス南西部
食べ物
食性は雑食で、木の実や果実を主食とし、昆虫、小動物も食べます。
主な特徴
東南アジアのメコン川下流西岸、タイ南東部からカンボジアの熱帯雨林に生息しています。
家族単位での生活をしており、ほとんど地面に下りることのない樹上生活をしています。
樹上では、長い腕で枝にぶら下がり、反動をつけて枝から枝へ渡る独特な移動方法をとります。
ボウシテナガザルは、コメカミから垂れ下がる白いふさ毛が特徴で、帽子をかぶったような毛の生え方を
しています。オスとメスで違う体の色をしており、オスは手足の先と顔の周囲以外は黒色で、メスは胸と
頭以外ほぼ全身が白色をしています。赤ちゃんは、オスメス関係なく白色で産まれてきます。
毎朝、数キロ先まで聞こえるような大きな声で15秒程度の鳴き交わしを繰り返し行います。
これは縄張りの誇示、夫婦関係の維持に役立つと言われています。
この時の鳴声もオスとメスで全く異なります。

森林伐採などによって生息数が減少し、テナガザル類の中で最も絶滅が心配されている種の一つです。
ワシントン条約附属書Iに記載され、取引は厳しく制限されています。
絶滅危惧(VU・危急種)です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
ズーラシア 等




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