アキアカネ

(秋茜)


(別名:赤トンボ、アカトンボ、赤蜻蛉)


(学名:Sympetrum frequens  英名:Autumn darter)



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アキアカネ(秋茜) アキアカネ(秋茜)
トンボ目
トンボ科
体長
約40mm(腹長:23〜31mm、後翅長:23〜30mm)
幼虫(ヤゴ):17〜20mm、頭幅は6.5〜8mm
尾長

体高

体重

分布
日本全土(日本特産種)
食べ物
成虫、幼虫(ヤゴ)ともに肉食性で、小昆虫等
主な特徴
アカトンボの代表種です。
平地や丘陵地の池、水田、溝川などで広く発生します。普通に見られるトンボです。

十分成熟した成虫、特にオスは体色が橙色から鮮やかな赤に変化し、通常秋雨前線の通過を契機に
大群を成して山を降り、平地や丘陵地、低山地へと移動します。
群れは低地に到着するとオスメスが結合したまま飛び周り、稲刈りの終わった水田の水溜りのような
産卵適所を探します。このような浅い水溜りを発見すると、近くの草むらや地面で約10分ほど交尾を行い、
交尾が終了すると、やはりオスメスがつながったまま水面の上に移動します。
産卵は水面の上で上下に飛翔しながらメスが水面や水際の泥を腹部先端で繰り返し叩き、その度に
数個ずつ産み落とします。産卵が終わるとオスメスは連結を解き飛び去り、夕方は単独行動を
行いますが、朝になると再びオスメスが連結して生殖活動に移ります。
成虫は11月まで見られ、中には12月上旬まで生き延びる個体もいます。

卵は水中や湿った泥の中で越冬し、春に水田に水をはる頃になると孵化し、幼虫(ヤゴ)となります。
アキアカネのヤゴは、体は短めで、肢は比較的細長く、頭部は横長で複眼は前側方に突出しています。
ヤゴは田植え直後の水田に大発生するミジンコなどを活発に捕食して急速に大きくなり、
初夏の夜にイネなどによじ登って羽化します。

近年、減少の著しい種です。
産卵適所となる浅い水溜りの減少が大きな要因です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)




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