ミシシッピアカミミガメ


(別名:ミドリガメ(幼体))


(学名:Trachemys scripta elegans   英名:Common slider)



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ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ) ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
        ミシシッピアカミミガメの幼体(ミドリガメ)                    大人のミシシッピアカミミガメ

カメ目
ヌマガメ科
体長
オス 12〜17cm、メス 20〜28cm
尾長

体高

体重
オス 400〜900g、メス1.5〜2kg
分布
アメリカ合衆国の東部から中部
食べ物
食性は植物食傾向の強い雑食で、植物の葉、花、果実、水草、藻類、魚類、カエルおよびその幼生、
水棲のヘビ、鳥類、昆虫、クモ、甲殻類、貝類、カイメン、ミミズ、動物の死骸などを食べます。
幼体は動物食傾向が強いのですが、成長に伴い植物食傾向が強くなります。
主な特徴
流れの緩やかな河川、湖、池沼などに生息し、底質が柔らかく水生植物が繁茂し、水深のある流れの
緩やかな流水域や止水域を好みます。日光浴が大好きです。
冬季は冬眠します。

ミドリガメとはもともとコモンスライダーの幼体を指し、その中の亜種にあたるミシシッピアカミミガメを、
ペットショップで「ミドリガメ」として売られているのが一般的です。
緑色の体と目の後ろにある赤い斑点が特徴です。幼体の甲羅は鮮やかな緑色ですが、
成長とともにくすみがかった色になります。ミドリガメと呼べるカメ達は、約10種類近く存在しますが、
亜種を含めると40種類以上存在し、その幼体の大半が甲羅が緑色をしているので「ミドリガメ」と
呼ばれることが多いのです。
ペットショップでよく見かけるのは、ほとんどが幼体で、大型になるという一般の認識は低いです。

開発による生息地の破壊や、ペット用の乱獲などにより生息数は減少しています。
アメリカ合衆国では分布する多くの州、メキシコは国で野生個体の採集は制限、
もしくは禁止しています。
ペットとして日本にも輸入されていますが、1960年代後半から飼育個体が捨てられたり、
逃げ出したりして全国各地で野生化し、問題になっています。
食物や生息場所をめぐる競争により在来種のカメを駆逐したり、捕食により在来生物群集に悪影響を
与えています。
種としてIUCNの侵略的外来生物ワースト100、日本ではミシシッピアカミミガメが日本生態学会により
侵略的外来種ワースト100に指定されています。

寿命は25〜40年です。

準絶滅危惧種です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
上野動物園・井の頭公園 等




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